3ヶ月

気がつくと震災からあっという間に3ヶ月経過。
震災時に残念ながら命を落としてしまった方々の65%は、高齢者で、
しかも「逃げ遅れ」によるものであったと報道されている。
もし自分の足を使って逃げることができたなら、
犠牲になる命の数はもっと少なかったはず。
自分のことが自分でできない、自分の体を自分で守れない、ということは
それだけで大変なハンディとなる。
運良く逃げられた方々でも、避難所では多くの問題を抱えている。
糖尿病、高血圧、高脂血症といった生活習慣病やそのリスクを抱えた人々は通院が必要であったり、
日々の投薬が必要であるが、避難所では十分な治療が受けられない。
薬不足、医師不足などの問題がいまだ解決せず、
せっかく助かったのに命を落としたり、
症状が悪化して苦しんでいる方々も増えているといわれている。
薬がないというだけで不安症に陥っている方々も少なくないようだ。
あの日、都市部でも当日3万人もの人々が交通マヒによる歩いて帰宅したことが報じられたが、
日本は地震国であり、今後もいつ震災に限らず大きな天災が起こるかわからない。
しかも今後も高い確立で災害発生が予測されている以上、
自分の職場や自宅にはいつでも歩いて帰れる、
食糧難やインフラのトラブルを起こっても強い気持ちで
自信をもって「自分の足で歩ける、なんとか生き延びられる」と答えられるような、
肉体とメンタルを整えておくことが一番の災害対策だと思う。
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