未来の食卓
国内では2009年の夏に公開されたフランスのドキュメンタリー映画『未来の食卓』。
評判が評判を呼び、現在も全国で自主上映会が開催されている。
私も取材を兼ねて自主上映会へ。
南フランスの小さな村の村長が科学的エビデンスも弱く、
反対者も多い中で、
無謀にも「子供や高齢者の給食を有機農業のものに転換する」と
宣言することから物語はスタートする。
値段の高いオーガニックの給食を村の財政でまかなえるのかと
初めは村中の大人たちが戸惑うが、
給食や学校の菜園での野菜作りを通して自然の味を覚えた子供たちに巻き込まれて
大人たちも少しずつ変化していく。
一見高価なオーガニックの食材であるが、
それは結果的に食品の大量消費を遠ざけ、食物に対する感謝の心や、
我々の命が循環して与えられていることへの気付きにもつながる。
何よりも味のよいオーガニックの食材は、
それをしばらく食べ続けることで人々の味覚や食習慣、
最終的には生き方までを完全に変えていく力を持っていることがこの作品から伝わる。
現在は続編が制作中でもある。
スポンサーサイト
テーマ : ロハス&エコロジーライフ
ジャンル : ライフ